付加価値メニュー一層強化へ、2014年理美容市場

 4月6日、2014年の理美容市場が発表された(矢野経済研究所調べ)。
 市場の注目すべき動向として、「付加価値型メニューの提案で客単価アップを図る」が挙げられている。
 業界全体の動きとして、既存の施術(カット・カラー・パーマ)のだけでなく、ヘッドスパ、ネイル、アイメイクなどトータルビューティを提供し客単価のアップを進めている。また、スキャルプケア専用シャンプー・トリートメント・ローションなどに加え、スキンケア化粧品、ネイル用品、ウィッグなど 周辺の商材、美顔器などの販売も強化されている。
 また、大手サロンを中心に、海外展開を本格的に進める動きがある。シンガポール、香港、台湾を中心に 100 店舗近くを出店する低価格サロンチェーンや、ライセンス契約で現地企業と提携する高級サロンチェーンがみられる。
 2014年度の理美容市場規模は推計で前年度比98.5%の2兆1,758億円(事業者売上高ベース)。このうち、理容市場が6,473億円(前年度比98.1%)、美容市場が1兆5,285億円(前年度比98.7%)とされている。

2015/04/20 
14年化粧品市場、2 兆3,428億円に拡大へ

 2014 年化粧品市場規模は、13年比100.9%増の2 兆3,428億円(見込み)と発表された(富士経済)。

 チャネル別の調査では2014年は、4月の増税前の高価格帯ブランドに対する特需や10月の化粧品免税制度施行によるインバウンド需要の取り込みなど、Dgsや百貨店を中心に大半が拡大するとされている。

 オンラインショップはオムニチャネル化を進めるイオングループやセブン&アイグループが、PBやストアブランドだけでなく、化粧品全般の取扱いの強化を図っており、引き続き拡大が見込まれるとしている。ドラッグストアは、6月の一般用医薬品第一類のネット販売解禁を受け、化粧品の取扱いの注力度を高めているとした。

 なお、2013年の国内化粧品市場分析では、直営店(通信販売直営店、ライフスタイル提案型ブランド)やコスメセレクトショップが好調、通販・訪販が堅調で、前年比1.1%増の2兆3227億円。チャネル別の占有率は、Dgs29%、通販13%、量販店12%となっている。

2015/02/06 
スパを楽しむ1ヵ月、2.14スタート

 全国の人気スパをリーズナブルに体験できるスパ利用促進イベント「スパ&ウエルネスウイーク2015」(主催:スパ&ウエルネスウイーク実行委員会)の記者発表会が都内にて行われた。

 3回目の開催となる今年は、「スパのある暮らしで、もっと美しく健やかに」をテーマとし、ラグジュアリーなホテルスパやリゾートスパ、温泉旅館スパの他、デイスパ、美容サロンなど、北海道から沖縄県まで全国約100施設が参加。期間限定の特別なスパトリートメントをリーズナブル価格(5,000円、10,000円、15,000円のいずれかで設定)で提供する。
 ウイーク実行委員会代表でNPO法人日本スパ振興協会理事長の岡田友悟氏は「このイベントを通して、スパを正しく理解し、その魅力を一人でも多くの方に知ってもらいたい。日本のスパ文化の活性化にもつながれば」と話した。
 会にはゲストスピーカーとして、自律神経研究の第一人者として著名な順天堂大学医学部教授 小林弘幸氏が登場。 スライドを交えながら術前、術後の肩、首、腰の血流を数字で発表。科学的な観点からスパトリートメントの効能を紹介した。また、昨年、スパクリスタルアワードの「トップ・スパ」を受賞した「レスパスヨンカ表参道」のオーナー武藤興子氏が参加施設を代表して登壇。積極的な利用を呼び掛けた。
 スパ&ウエルネスウイーク2015は2月14日(土)~3月15日(日)の4週間開催。参加施設は、同ウイークホームページで公開されている。

2015/02/04 
琉球大でスパマネジメント講座を開講

 琉球大学が1 月24 日~ 26 日の3日間「特別講座スパマネジメント論」を開講した。同スパマネジメント講座は、国内大学では初の試みとして昨年からスタートした。今年で2 年目となる。後援はNPO 法人日本スパ振興協会、沖縄県エステティック・スパ協同組合。講師は、琉球大学教授陣に、関東からのスパ専門家が加わりスパ概論、ホスピタリティー産業論、世界の動向、マーケティングなど、全15講座を実施した。
 最終日は、グループワークで理想のスパのプレゼンテーションを行った。実現性などの観点から審査を行った。審査員も務めた三井情報㈱の丸山智規氏は「訪日外国人観光客増加、国内の健康長寿や地域の資源の活用化の流れを考慮した完成度の高いプランが提案された」と評価する。
 3 日間の講座を総括し琉球大学観光科学部教授観光科学科長の荒川雅志氏は「今回は、12 人の社会人参加があり、学生と社会人とが一緒のグループワークを行ったことで前回にもまして活気のある講座となった」とし、「学生と産業界を繋ぐためにも、こうした講座から出てきた優秀なスパプランをスパ&ウエルネスジャパンのような場で産業界にも発信していきたい」と語った。  
 NPO 法人日本スパ振興協会岡田友悟理事長も「スパマネジメント講座を今後全国の大学に広げて行きたい」とスパ産業の人材育成に意欲を見せた。

2015/01/30 
14年エステティック市場、前年比微増

 2014年のエステティックサロンの最新市場規模が発表された(矢野経済研究所)。同市場規模は、事業者の売り上げ規模ベースで3,611 億円の見込みで、前年度比101.6%となった。昨年に続き2年連続の成長となった。

アンチエイジング施術が好調

 個別の市場を見ると、美顔、痩身・ボディ、メンズエステ、物販は、消費税増税の影響を受けて伸びていないが、脱毛に特化した低価格サロンの事業拡大が市場拡大を後押しした。
注目動向では、アンチエイジングを訴求した施術・物販の好調を挙げた。日本は高齢化社会に突入しており、日本人の平均年齢は 40 歳代となっている。人口のボリュームゾーンの1つである団塊ジュニア世代が40代に突入したことに加え、団塊世代がシルバー世代になっていることから、アンチエイジングを訴求した施術や化粧品・サプリメントなどの物販が好調に推移しているという。

海外展開を強化するサロンが増加

 出店面において今後の展望として予測されるのが、海外展開を強化するエステティックサロンの増加である。すでにソシエ・ワールドやミス・パリ・グループ、ジンコーポレーション、スリムビューティハウスなどが海外での出店を進めている。経済発展の著しい中国や東南アジアでは、日本の美容サービスに対する評価が高いことに加え、日本の訪販化粧品メーカーが、すでに化粧品販売の際にエステティックサービスを提供しており、日本の「おもてなし」や「技術」に対する評価も高まっていることから、今後、新たな成長を求め、アジアを中心に海外展開を強化するエステティックサロンが増加すると予測した。

 今後については、エステティックサロン市場は、微増から横這い傾向で推移するものと予測。エステティック認証制度などの業界一丸となった活動の継続による消費者の信頼獲得や、「サロンケアとホームケア双方の重要性」の提案による化粧品・サプリメント・健康食品・美容機器など物販の売上拡大が重要になると指摘した。また、データに裏打ちされた新たな施術・メニュー開発や、高い技術やカウンセリング力を持ったエステティシャンの育成・確保、法令を遵守するコンプライアンスや企業の社会的責任を果たすなど事業者としての信頼性を向上させることなどが、競争優位を図る上でより一層重要になるとした。

2015/01/09 
ネイルクイーン2014発表

 NPO 法人日本ネイリスト協会は11月17日、東京ネイルエキスポ2014 にて「ネイルクイーン2014 授賞式」を行った。同賞は毎年、ネイルを愛し、ネイルの素晴らしさを伝えた著名人に
贈られ、今回で19 回目となる。

 今年は、タレント部門はローラさん、アーティスト部門はMay.J さん、メンズ部門は尾上松也さん、女優部門は桐谷美玲さん、モデル部門はヨンアさん、スポーツ部門は安藤美姫さん、協会特別賞には川島なお美さんの合計7部門7 名が表彰された。ローラさんは3 年連続の受賞となり、初の殿堂入りを果たした。

 東京ネイルエキスポ2014 は、「NAILwish you Happiness. ~ネイルがかける幸せの魔法~」をテーマに開催。来場者数は2 日間合計で55,707 人となり、過去最高を更新した。「全日本ネイリスト選手権」には、地区大会優勝者を始め、全国から出場選手が集った。

2014/12/12 
コスモプロフアジア2014 過去最多2,362社集結

 アジア最大の美容関連展示会「コスモプロフアジア2014(UBMアジアなどの主催)が、11月12~14日の3日間、香港コンベンション&エキジビションセンターで開催された。今回は、過去最大となる2,362社(前年比9%増)が参加。入場者も昨年の60,985人を大きく上回った(正式発表は後日)。

韓国美容が引き続き存在感

 19 回目を迎えた「コスモプロフアジア2014」は、世界のビューティ関係者が一堂に集まるビジネスマッチングショー。アジアと欧米とのビジネスの交差点としてのポジションが確立している。今回は、中国、香港、台湾、韓国、タイ、シンガポール、米国、フランスなど、42ヵ国が参加し、22 のパビリオンが形成された。

 なかでも昨年に続き、存在感を示したのが韓国企業。出展社数は330 社以上におよび、韓国ビューティのパワーをみせつけた。国と業界団体が連携強化を図り、海外進出を強力サポートしており、韓国パビリオンは、初日より多くの来場者でにぎわっていた。
 海外からの来場者は38,059 人と2013に比べ1.3%増増加。100 社の出展者に対して110 のインターナショナルバイヤープログラムを実施。中国、インド、日本、ロシア、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)からのバイヤーを招待し、出展企業との商談をアレンジした。

 このほか、今年は展示場内に、「SpotOn Beauty」と呼ぶ新たな企画エリアを新設し注目を集めた。化粧品、出展企業13 社によるスキンケア、ネイル、パーソナルケア146 ブランドで、サンプリングやチャリティイベントを開催した。

日本企業にも多くの引き合い

 日本からは、アメニティコーポレーション、タカラベルモント、ヤーマン、マーナーコスメチックス、ネイチャーラボ、ビーエイチエヌ、東洋発酵など昨年を上回る74社が出展。“made in japan” に対する品質・技術力は依然として高い。
 出展社からは、「香港の有力化粧品チェーンのバイヤーと出会えた」「インドネシア、シンガポール、タイなどASEAN のバイヤーも多く、販路拡大のチャンスが得られた」などのほか、今年は円安状況が続くなか、「例年以上に関心が高い」といった声も聞かれた。また、アジア市場を狙う、日本国内の地域素材を活用した化粧品が複数出品され、海外バイヤーの目を引いていた。

 ㈱シー・ビー・エス(北海道)は北海道産の機能性素材を使用したスキンケア化粧品を出品。このほかにも㈱ビーファースト(愛知県)は、保水力に優れる同県特産のサボテンを100%配合したヘアケア、スキンケア製品を展示した。2 年連続出展となった大村湾漁業協同組合(長崎県)は黒ナマコエキスを活用した石鹸等を、㈱ICHIGO(東京都)は宮城県で生産された美白作用の高い白イチゴを配合したオーガニックコスメを紹介した。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/12/03 
ネイル市場2,158億円、緩やかに拡大

 特定非営利活動法人日本ネイリスト協会は10月、ネイル白書2014-2015を発刊し、最新のネイル市場を発表した。

 2013年のネイル市場は2,158億円と推計され、2014年には100.3%の2,166億円に拡大する見込み。ネイル産業全体の売り上げは、緩やかな伸びが続いているが、ここ数年ネイル産業が成熟しつつあることや、セルフネイルの拡がり、消費増税に対する警戒感から大きな伸びとはなっていない。

 白書では、市場を構成する分野を、ネイルサロンやヘアサロン、エステティックサロンでのネイル施術や物販を加えたネイルサービス市場、業者向け、一般向けを合わせたネイル製品市場、ネイリストを養成する教育機関を対象としたネイル教育市場の3つに定義している。

 ネイル市場の規模は2005年には1,114億円だったが、2007年には1,607億円、2008年には1,995億円と毎年30%近い伸長率で急成長を見せた。施術単価が高いジェルネイルの普及も市場拡大を後押ししたとされる。

 その後2012~2013年頃から市場が成熟したことやセルフネイルの拡がりにより、市場の伸び率は落ち着いた。2014年4月に施行された日本標準職業分類でネイルサービス業として新たに登録された。現在はネイルサービス市場はジェルネイル中心にシフトしている、大都市では競争が激化しているが、地方都市では成長の余地があるという。製品では低価格帯の商品が増えていることから市場の減少が続いている。教育市場も受講者数が減っており今後は微減が見込まれる。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/10/29 
中国で自然派・オーガニックコスメ市場拡大

 8月末、中国化粧品市場に関する最新調査結果が発表された(矢野経済研究所)。2013年の中国の化粧品市場は前年比8.3%増の1,331億5,000万元で、1元=17円で換算すると約2兆2,600億円規模となり、日本の約2兆円を上回る市場となっている。同国の市場は2009年以降、年10%程度の伸び率で急拡大してきたが昨年は、景気の減速が影響し、8.3%の拡大に落ち着いた。

 スキンケア市場の傾向では、自然派やオーガニックブランドに注目が集まった。中国市場でも化粧品成分にこだわる消費者が増えており、キールズ、オリジンズ、ロクシタン、ジュリークなどが200元~400元未満(約3,400円~6,800円未満)のプレステージ市場を中心に人気を集めている。また、2013年はフェイスパック市場が急成長しており、各社とも美白やアンチエイジング、保湿をキーワードに、約200アイテム以上が市場に投入されている。

 今後の展望について、成長が期待できる分野としては、アンチエイジングや男性用が挙がった。市場は、80后世代(1980年代生まれ)やそれに続く90后世代(1990年代生まれ)の購買力向上や、中国経済の内需への転換が進むことで、年7~8%程度の成長を続けるとし、2014年の市場規模は前年比7.6%増の1,433億元(約2兆4300億円)と予測している。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/09/25 
最新の国内スパ市場調査結果を公表

 特定非営利活動法人 日本スパ振興協会はこのほど、日本におけるスパ・サービス産業と関連サービス産業の年間売上高の推移(推計値)を公表した。

 調査によると2013年度の国内のスパ・サービス産業市場は約7,334億円規模と推計され、2008年の経済産業省による「我が国におけるスパ・サービスの現状と展望に関する調査研究」で発表された市場規模、約7,003億円に比べて拡大した。

 スパ市場のここ数年の推移を見ると、2008年のリーマンショックによる世界的不景気と2011年の東日本大震災の影響で市場は若干縮小したが、2012年頃から景気回復によって緩やかに市場が拡大している。

 また、宿泊業、浴場業、娯楽業、医療業などのスパ関連サービス産業の83兆4,991億円だった。
 
 詳細は同協会ホームページ(http://www.n-spa.org/)で確認できる。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/08/25