食品の新たな機能性表示制度、報告書まとまる

 消費者庁は7月30日、「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」の報告書を取りまとめた。食品の機能性表示に関しては2013年6月に安倍首相が「健康食品の機能性表示を解禁する」と宣言。その後、閣議決定された規制改革実施計画に基づいて、同庁が昨年12月から今年7月まで、8回の検討会を開催。企業の責任で、科学的根拠をもとに食品の機能性を表示できる新たな方法について検討してきた。

 報告書では、機能性表示の範囲について身体の部位も含めた健康維持・増進に関する表現ができるとしている。ただし、疾病の名前を含む表示はできない。また、安全性や有効性などの根拠情報を含めた製品情報を販売前に消費者庁に届け出る事前登録制を導入する。されに届け出された情報は、原則として販売前に公開される。

 同庁では、今後パブリックコメントを実施し、関連のガイドラインなどを策定。新制度の実施は来春を予定している。新しい表示制度によって、健康食品やサプリメント市場にどのような影響があるかが注目されている。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/08/01 
前年比10%増のASEAN化粧品市場、今後も拡大基調へ

 6月、2013年のASEAN主要5カ国の化粧品市場規模が発表された(矢野経済研究所)。調査によると5カ国を合計した市場規模は前年比110%の9,433億円だった。ASEAN諸国では、経済成長による個人消費の拡大や、人口増加などによって、直近5年間は毎年2桁近い成長率で市場が伸びている。

 調査の対象は、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシアの5カ国。スキンケア化粧品、メイクアップ化粧品、ヘアケア化粧品、フレグランス化粧品の市場規模について、各国の小売金額ベースを円換算で算出した。

 今後も国民の所得増加で中間所得者層や富裕層が増えるため、市場は拡大基調で推移すると予測。インドネシア、フィリピン、べトナム、タイの4カ国では中間所得層が、マレーシアでは富裕層が消費の中心になると考えられるとした。

 なお、9月のダイエット&ビューティーでは、矢野経済研究所の浅井主任研究員を講師に迎え、各国ごとの詳細な市場動向について解説するセミナーを行う。詳細はこちらから。


月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/07/18 
エステティック協会、新役員決まる

 エステティック協会、新役員決まる

 一般社団法人日本エステティック協会は6月30日、都内で第7回定時社員総会を開いた。

 久米健市理事長の挨拶に続いて、2013年度の事業報告、決算報告、2014年度事業計画、2014年度予算がそれぞれ審議、承認された。

 また、役員の改選が行われ新役員が決定した。任期は2年間。久米健市理事長に次ぐ副理事長に㈱ナリス化粧品の小林直子氏、タカラベルモント㈱の佐藤豊人氏、滝川㈱の滝川睦子氏が新たに選任された。また、新理事として(有)ライフ・エッセンシャルズの伊藤久美子氏、㈱テスワールドの犬丸明子氏、エステティックバービーの郷和子、専門学校 慶子アカデミージャパンの榊原一憲氏が選ばれた。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/07/04 
2013年メンズコスメ市場、前年比3.9%増
2013年メンズコスメ市場、前年比3.9%増
6月、2013年のメンズコスメとヘアケアの市場規模が発表された(富士経済)。

 メンズコスメ市場は、メンズシャンプー・リンス、メンズスタイリング剤、メンズスカルプケア、メンズフェイスケア、メンズボディケアなどが対象。2013年は、メンズスタイリング剤やメンズスカルプケアの実績が縮小したが、メンズシャンプー・リンス、メンズフェイスケア、メンズボディケアが拡大し、市場は前年比3.9%増の1,061億円となった。2014年度は1079億円(2013年比101.7%)に拡大すると予測している。

 一方ヘアケア市場は5,263億円となり、前年比0.5%増と僅かながら拡大。ヘアケアではシャンプーでオイル配合やオーガニックを訴求した新ブランドの需要が高まったとした。2014年は5,317億円(2013年比101.0%)と見込んでいる。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/06/19 
変化する美容ニーズ  ~ビューティ コラム④~ 存在感増す“アメニティ”
変化する美容ニーズ  ~ビューティ コラム④~ 存在感増す“アメニティ”
存在感増す“アメニティ”
太田真美 箱根吟遊 若女将


 近年、お客様からのアンケートや担当の係の話しからも、旅館におけるアメニティの重要性の高まりを感じています。以前であればただ「置いてある」「便利である」といった存在でしかなかったアメニティが、いつしか「使用感」「安心感」などが重視されるようになってきました。更にお土産に持ち帰る為の「記念品」としての役割さえも持ち始めているようです。これからは、宿やホテルを選ぶ際にアメニティが充実しているかどうかが大切なポイントになってくるケースもあり得るように感じています。

 そこで箱根吟遊でも様々な角度からアメニティの充実を図っています。五感への刺激がその一つです。館内ではお香を、Spa ではアロマを焚くなどして 心を満たす香りの演出を行うとともに、全てのアイテムに香りを取り入れています。そうする事によってご自宅へ戻ってからも箱根吟遊を思い出していただけると思っています。それはやがてオリジナルのアメニティのファンをつくる事にもつながるのではないかと考えています。またお客様からの声を大切にし、商品の改良も行っています。そのうえで、手軽に普段でもお使いいただけるようにインターネットでの販売も積極的に行っています。

 このようにアメニティを自社ブランドとしてこだわり、売店商品として充実させる他にも、信頼できるブランドを選び、仕入れるなど様々な方法が考えられるのではないかと思っています。どちらにしても近年のお客さまのニーズや関心は美や健康だけでなくスピリチュアルなものにまで及んでいます。様々に広がるお客さまの関心に充実したアメニティで応えていく事が今後ますます大切になってくることでしょう。


月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/06/19 
オールインワン、美容液好調 2013年スキンケア市場微増
オールインワン、美容液好調 2013年スキンケア市場微増
 4月末、2014年のスキンケア市場規模(富士経済)が発表された。2013年のスキンケア市場は、前年比0.2%増の1兆129億円となった。スキンケア市場は、洗顔料、クレンジング、マッサージ、モイスチャー、スポットケア、化粧水、乳液、美容液、パックの9品目を対象としている。

 調査では、スキンケア市場全体について、カネボウの美白有効成分配合製品の回収が発表された7月以降、市場全体への影響が懸念されたが、オールインワンや美容液が好調だったため拡大を維持したとした。

 オールインワンは、スキンケアステップを簡略化できる複数の機能持った化粧品。競合が増えたことで機能の強化が進み、低価格志向層だけではなく幅広い需要を取り込んだ。美容液は外資系高価格帯メーカーや、制度品系カウンセリングメーカーの積極的な販促で、新規需要を取り込み、ヒット商品が多く見られたことでスキンケア市場全体の底上げに貢献した。

 スキンケア市場は今後も拡大を維持し、2014年は2013年比0.5%増の1兆184億円と予測している。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/06/04 
変化する美容ニーズ ~ビューティ コラム③~ 「結果訴求型」から「個別訴求型」へ
変化する美容ニーズ ~ビューティ コラム③~ 「結果訴求型」から「個別訴求型」へ
「結果訴求型」から「個別訴求型」へ
阿部エリナ 株式会社ダブルコレクション 代表取締役
経済産業省後援事業認定アドバイザー


 消費者ニーズについて、ここ5 年くらいの間で特に強く感じていることがある。モノ・サービスが充足した時代を生きている今の消費者は、モノを買い揃えることよりも、自分のライフスタイルを充足させるコトや、皆にでなく自分だけに合うモノ・サービスを求めている、と。

 それは美容業界において、女性のニーズが「美容」から「健康」へシフトしてきている点にも当てはまる。健康ブームが到来し、消費者が、「体内美容」というものを、実際のスポーツや健康食から体感するようになった。その経験に則してモノ・サービスを提供できる企業こそが今後生き残っていくのだろう。低迷が続くエステティック業界もそれを強く意識する必要があるように思う。「痩せる」「美肌」といったキーワードに依存した「結果訴求型」集客は難しい。年齢や月経サイクルなどホルモンの変化に合わせた身体の悩み・心の悩みにアプローチをかける「個別訴求型」サービスであれば、より特別感を出すことができ、それが強みになるはず。また、10 ~ 20 代の若い女性は「外側からの美容ケア」を欲し、加齢によるトラブルが気になり始める20 代後半~40 代後半は「健康から作る体内美容」を欲し、更年期に入る50 代以上は「病気の予防・健康力アップ」へのニーズが高まってくる。このようにライフステージを考慮してサービスを変える事も重要。

 美容クリニック利用率の増加で安価に瞬時に悩みを解消できるようになった。さらに、安価な美容家電市場の拡大で、エステティック業界は新たなポジショニングを確立しなくてはいけなくなった。これらではできないが、エステティックならできる事、それは個々の体質や年齢に合った施術と専門的アドバイスで健康の維持・増進を図り、内側からの美容を叶えることだ。女性ニーズは時代の変化とともにめまぐるしく変化する。常にそれを迅速にキャッチし柔軟に対応・変化していく事が、より多くの女性のココロを掴む商品やサービス開発の肝となるのではないだろうか。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/05/12 
エステティック機構 「美容ライト脱毛」サロン認証スタートへ

 認定特定非営利活動法人 日本エステティック機構(JEO)は4月22日、「美容ライト脱毛」サロン認証の申請受付をスタートすると発表した。このたび規程が改定され、「美容ライト脱毛」とは、「除毛、減毛を目的に、皮膚に負担を与えずに毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステティックサロンにおいて行われる光脱毛」と定義された。

 同機構は2008年より、エステティックサロン認証を行ってきたが、これまで光脱毛施術を提供しているサロンは対象外としてきた。
しかし、業界内の脱毛に関するガイドラインが徹底されていないため消費者が安全な施術を選択できないとし、安全性を担保したうえで、認証を開始する。

 具体的には、日本エステティック振興協議会が進める①美容ライト脱毛自主基準を踏襲した認証基準の遵守、②施術には認証機器を使用し、③施術者は「認証美容ライト脱毛エステティシャン」の取得が必要となる。ただし導入段階においては期間を決め猶予措置をとる。

 今後のスケジュールは、6月より既存の認証サロンへの導入申請の受付を開始し、10月より一般的に申請を受け付ける。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/04/25 
変化する美容ニーズ ~ビューティ コラム②~ いまどき女子の“欲求のツボ”は

いまどき女子の“欲求のツボ”は
奈部川 貴子 美容ジャーナリスト・㈱ベイズガーデン 代表取締役

 この原稿のテーマは変化する消費者ニーズ、なのだが、今や化粧品は星の数ほどあり選びたい放題。消費者は大人ニキビやタルミ毛穴、アトピーなどの難題を除いては、大抵のニーズを満たせる時代になった。で、今どき女子が求めているのは実は喉から手が出るほど欲しいという欲求(WANTS)。ニーズを満たすのは当然で、強く欲求をかきたてられるものを無意識に探しているのだ。

 欲求を創出するのは難しい。東大卒の男子にはキュンとするのに東大の名前入りコスメには多分キュンとしないだろう。難しい成分名もしかり。たとえば歯科という所に欲求は存在しない。目を輝かせて「歯医者に行きたい!」と語る女子はイケメンの先生目当てに決まっている。しかし歯茎マッサージで気持ちいい、みたいな歯医者があれば話は別。今どきの女子たちは目からウロコの付加価値にキュンとする。ヘビ毒も振動ファンデも、登場時は目新しくてそそられた。クレンジングであれば、メイクが落ちるのは当然で、それ以外に汗を出してデトックスするとか?温めて毛穴をオープンにして次の洗顔効果を上げるとか? 先日、韓国で見かけた「炎エステ」(火酒療法といって腹部にアルコールを浸した布を当てて火をつける)は私個人の欲求メーターを急上昇させた。

 もう1 つ、欲求のツボは「ラクさ」にある。面倒くさくなく簡単なもの、苦痛がなくラクなもの。手抜きできますとは言わず特別感を語ったBB クリームというアイテムは、ベースメイク時間を短縮しラクをさせてくれるので大ヒットしたのだ。

 また韓流スターやジャニーズは「生で見たい!」という欲求をかきたて、女子達を散財させる。特にハマるのは、クールに見えるのにエロトークが面白い、など意外なギャップ。美容も同じで、ハイテクで高級感もあるのに実はすごく安いとか、先端ドクターズ系なのにパッケージは官能的でオーガニックのいい香りがするとか。ギャップのあるものに女子達は惹かれる。欲求のツボ探しは最重要課題なのである。

2014/04/08 
変化する美容ニーズ

変化する美容ニーズ~ビューティ コラム①~
倉持 志信 スターツ出版株式会社 オズモールビューティ事業推進部

 オズモールがビューティ系予約サービスをスタートして、今年で10 年。女性の“もっとキレイになりたい”という気持ちに対して予約サービスを展開してきました。この予約サービスを通して感じていた、消費者の美への価値観の最近の変化をご紹介します。

 まず最初に挙げた“おひとりさま”。この言葉は、女性がひとりで時間を楽しむことができるという意味で使われますが、オズモールでも平日の昼間、会社を休んでゆっくり美容サービスを受けるプランなどがじわじわと人気となっています。しかも企業の有給休暇消化リミットになる3 月などは顕著に予約数が上がるのが、ここ数年の傾向です。

 そして2 つ目の“30 歳リミットから35歳リミット” への意識の変化。ひと昔前までは、30 歳がひとつの区切りのように考えていましたが、昨今の晩婚化の傾向も要因の一つで、20 代と変わらぬ感覚を持ちながらも、目の前に「仕事」「結婚」「妊娠・出産」というリアルな問題も立ちはだかっているのです。それは具体的な身体のケア・悩みの解消へ続いていきます。求めているのは単なる癒しではありません。このニーズは20 代でも意識が高いようですが、30 代後半以上になると、コストパフォーマンスという観点でサービスを選ぶのも世代感の面白いところです。

 年齢より価値観が尊重される時代。同じメイクに同じ洋服というときは終焉を迎え、“自分らしさ” がより一層重要視されるでしょう。いくつになっても自分らしくキレイでいたいという女性が増えることは、サービス提供にも未来があります。さらには自分自身もこれからが楽しみとエールを送りたくなる今日この頃です。

月刊ダイエット&ビューティより一部抜粋

2014/03/26